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ネイティブアメリカンとの文化交流

ドリームキャッチャー・ワークショップとは?

北米・ネイティブアメリカンに伝わる幸せを呼ぶクラフト。輪にはられたイトはクモの巣をあらわし、悪いユメを溶かし、いいユメを大きく広げていきます。貝・ガラス・石・羽・ツタなど身近な素材を使って作ります。ドリームキャッチャー作りを通じて、地球と宇宙の関わり、生命や自然について考えて見ましょう。

祈りをつなぐ環・・・ドリームキャッチャー

 日常のどこかで見たことがあると思う。
ドリームキャッチャーはネイティブインディアンのお守り。ドリームキャッチャーはいい夢を通し、悪い夢は張り巡らされた糸にひっかかり溶けていく。ネイティブインディアン達のそんなやさしい思いが美しい形をつくる。みんなドリームキャッチャーの魅力に引き寄せられてこのワークショップに集まってくる。「自分でつくってみたいと思った。」そう参加者は口をそろえて語る。

 浅葉さんは、ワークショップの始めに必ず「祈りの言葉」を唱える。それは、自然への感謝の祈り。初めて会った参加者全員が手をつなぎ1つの和になる。目をつぶる。深呼吸をして自分の体の輪郭と周りの自然が溶け合った頃、彼女の声が聞こえてくる。強く握り締められた両手からは、人のぬくもりを、そして自然こ包まれている幸せが伝わってくる。 それは、ネイティブアメリカンの「グレートスピリッツ」に包まれる瞬間でもあるのだ。

 1つとして同じ形のない蔓に糸を絡めていく。1本の糸が時とともに悪い事を捕まえるおおきなウェッブ(蜘蛛の巣)になっていく。編み目をつないでいくその作業に時間をわすれて没頭する。それは自分と向き合う貴重な時間。なにもきまりはないし、点数をつけられるわけでもない。一人一人の自然への感謝のきもちが美しいかたちになるのだ。参加者も、石や羽や貝がらなどで飾られた彼らの作品も、とても輝いて見えた。

 浅葉さんが指導するドリームキャッチャーのワークショップ。それは、作り方を教えているだけではなく、ネイティブインディアンの精神に出会う場でもあるのだ。
 ワークショップが終了すると、ここちよい体の疲れと心の高揚を感じる。そして同じ体検をした参加者の輪はまるで家族のように親密になっていく。「すべての生命はつながっています」この祈りの言葉がゆっくりと確実に感じられるようになっていく美しい時間だった。

文章:熊谷亜矢2005
ARTCAFE[神奈川県・葉山]HPのワークショップ紹介より


講師:浅葉和子
子供のデザイン教室・日本児童美術研究所主催。金沢文庫称名寺芸術祭チーフプロデューサー。1991〜95年までの4年間、北米ニューメキシコ州にて、8つの北プエブロ族の子供達に造形指導しながらネイティブアメリカンの文化を学ぶ。92年〜95年まで、ニューメキシコ州にてアートセラピーを学ぶ。http://kazukoasaba.org/

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